【動物病院を変えたい人へ】変えるべきタイミング・理由・判断基準を徹底解説

動物病院のアイキャッチ画像

「動物病院、どこにしたらいいんだろう?」

「診察がすごく早いけど…ちゃんと観てもらえるのかな?」

そんな不安を抱えている飼い主さんは少なくありません。

この記事では、マルチーズ飼育歴18年・現在2代目マルチーズと暮らす私が、実際の失敗を踏まえて後悔しない動物病院の選び方、どうして美容院の選び方が大切なのかをまとめました。


目次

結論:「誠実さ第一」できるなら美容院を兼任している動物病院を

美容院選びが大切な理由

愛犬が16歳の時、15年通っていた美容院が閉店してしまいました。

その後、他の美容院を探しましたが高齢すぎるためできないと断られ続けやむなく自分達でカットすることに。

17歳の時、変更した病院が美容院も兼任しておりお願いできることになりました。

老犬になってから美容院を探すのは大変なので病院と美容院が一緒になっているところをおすすめします。

事前に良し悪しを判断することは不可能

最初は口コミやGoogle評価などで動物病院を選択することになると思いますが、その後は実際に通ってみて「誠実に対応してくれているか」「複数の可能性や選択肢を提示してくれるか」「治療方針や治療の意図をしっかり説明してくれるか」で決めるべきです。

私たちも「評判が良い」とされる病院に通っていましたが、結果として大きな後悔を残しました。


なぜ “評判” が当てにならないのか?

① Google口コミは飼い主の主観

  • 親切に話を聞いてくれただけで高評価
  • 逆に、混んでいて待ち時間が長いだけで低評価

医療の質は測れません。

② 混んでいる=良い病院ではない

回転率を上げるために1人あたりの診療時間を短くしようとしているのかなと感じていました。

③ ペットの状態は人間より複雑で判断が難しい

症状が進行しやすく、診断の違いが大きく出ます。

実際、私たちは「数か月同じ注射 → 結果悪化」という経験をしました。

抜歯手術直後
1年後

こうなってしまうと「あの時こうしておけば」はもう通用しません。

私たちの失敗談:不信感を無視し続けて後悔した話

通っていた病院では、どんどん悪化しているのに 毎回同じ注射を打つだけ

「この治療で合っているのかな…?」

「少しでも改善する方法はないのかな?」

不安と不信感を感じつつも、

「ずっと通ってきたからきっとここがベストのはず…」

「犬にとっても慣れたところのほうがいいはず…」

という理由で通い続けていました。

何度も悪化していく状況、心配を伝えましたが「毎回同じ注射を打って様子見」の状況に耐えられなくなり他院で診てもらうと、治療方針がまったく違いました。

残念ながら生きている間に治してやることはできませんでしたが、
傷口の膿の減少と夜中に痙攣を起こすことがなくなり少しだけど元気を取り戻しているように見えました。

もっと早く病院を変えていたら…
今でもその思いが消えることはありません。


【重要】動物病院を変えたほうがいいサイン

ずっと同じ治療を続けている

改善がないのに

「様子を見ましょう」

「また同じ注射」

が続くのは要注意。

病気は時間との勝負。
治療の見直しがない病院は危険です。

質問に答えてくれない・説明が薄い

  • 治療の意図を説明しない
  • 質問すると不機嫌になる
  • 薬のメリット/デメリットを伝えない

こういう病院は誠実さに欠けます。

診察が毎回数分で終了する

早い=悪いとは限りませんが、改善が見られない状況で

「様子を見ましょう」

が続いたら動物病院を変えた方がいいサイン。

獣医によって可否が分かれる

一人の獣医は抜歯手術はできないと判断。

もう一人の獣医は抜歯手術は可能と判断。

治せるなら治してやりたいとの思いから手術を決断するも結果は悪化の一途。

獣医によって意見が分かれた際は他の動物病院の見解も尋ねてみるべきです。

飼い主の感覚と噛み合わない

「明らかに悪化しているのに“大丈夫”と言う」

「元気が急速になくなっていくのに“年齢のせい”で片付けられる」

なにか合わないと感じたら他の動物病院も受診してみましょう。


いい動物病院の見分け方 | 通院しながら見るべきポイント

残念ながら受診前に動物病院の良し悪しを見抜く方法はないと思います。

しかし以下の項目をチェックしながら判断していけば取返しがつかなくなる前にいい動物病院に当たる可能性を上げることができます。

真剣さが伝わってくるかどうか

真剣に愛犬を治そうとしてくれているのか、作業として対応しているのか、を見極めてください。

⇒ 目を見て説明してくれる、診察中にメモを取ってくれる、質問に即答しようとせず丁寧に考えてくれる、図解で説明してくれる…などから判断できます。

治療方針や治療方法のメリット、デメリットを説明してくれるかどうか

⇒ その治療を行う理由、薬の名前・目的・副作用の説明、他の治療法との比較を提示してくれる病院は信頼できます。

選択肢を複数提示してくれるかどうか

⇒ 改善がみられない時、他の治療方法を提示してくれるかどうか。

同じ治療を続けるとしてもなぜその治療を続けていくのかをしっかり説明してくれる動物病院を選択しましょう。

いい動物病院の見分け方 | 初診時に見るべきポイント

  • 初診時の問診が丁寧か
  • 治療の選択肢を複数出してくれるか
  • 追加検査を必要以上に勧めてこないか
  • 料金説明が明瞭か
  • 看護師の対応が丁寧か

初診のとき上記のポイントを見ておくと通い続けるか他の動物病院に移るかの判断がしやすくなります。

【まとめ】不信感をもったらすぐに病院を変えてください

  • 評判や口コミだけでは病院の質はわからない
  • 不信感をもったら即セカンドオピニオンを
  • 同じ治療の繰り返し・説明不足は危険
  • 誠実に向き合ってくれる病院を選ぶべき

動物病院は「セカンドオピニオンを取るのが当たり前」の世界です。

※ 検査データやカルテのコピーは希望すればほとんどの病院で発行してくれます。

病院を変えることは悪いことでも失礼なことでもありません。

「愛犬を守るための当然の行動」です。

私たちは「もっと早く動けばよかった」と今でも後悔しています。

私達と同じ失敗をしないよう不信感を感じたら他院を受診してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2007年に家族となったマルチーズを2025年8月に見送り、現在2代目マルチーズと生活している愛犬家。
初代マルチーズを亡くした経験から、「もっと早く知りたかったこと」「2代目マルチーズとの暮らしのリアル」などを発信中。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次